ツアーレベルのグラスコートで未勝利だったムゼッティが8強入り「自分でも少し驚いた」 [ATPシュツットガルト]

写真はBNLイタリア国際でのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月12~18日/賞金総額79万5730ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がグレゴワール・バレール(フランス)を6-3 6-3で下してベスト8に進出した。

 直面した7度のブレークポイントをすべてセーブしたムゼッティは、相手のサービスゲームを3度破って1時間36分で勝利を決めた。ムゼッティがツアーレベルのグラスコート大会でプレーするのは5度目だが、過去4戦はいずれも初戦敗退に終わっていた。

「今日は凄くいいテニスができたと思う。グラスコートでも本当にいいプレーができるということを証明できた。特に重要な瞬間に強力なサーブを打てていたから、自分でも少し驚いたよ」とムゼッティは試合後にコメントした。

「グレゴワールはとてもいいプレーヤーで厳しい相手だと思っていたから、勝てて本当にうれしい。今日は非常にいいレベルのテニスを見せることができたと思う」

 ムゼッティは次のラウンドで、イリ・ラフェチュカ(チェコ)を7-6(2) 6-4で破って勝ち上がった第3シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ティアフォーはこの試合が初戦だった。

 そのほかの試合では第4シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が予選から勝ち上がってきた日本の綿貫陽介(フリー)に苦戦を強いられながらも4-6 7-6(5) 7-6(5)で競り勝ち、クリストファー・オコネル(オーストラリア)はロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を7-6(5) 6-3で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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