オスタペンコが43歳ビーナスに競り勝ち準々決勝進出「彼女は偉大なチャンピオン」 [WTAバーミンガム]

写真はエレナ・オスタペンコ(ラトビア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー・クラシック」(WTA250/イギリス・ウェストミッドランズ州バーミンガム/6月19~25日/賞金総額25万9303ドル/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した43歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-3 5-7 6-3で振りきり8強入りを決めた。

 ふたりはこれが2017年シーズン以来となる3度目の対決だったが、オスタペンコが初勝利を挙げた。

 2-3ダウンから4ゲームを連取して第1セットを先取したオスタペンコは第2セット5-3から逆襲を受けてセットオールに追いつかれたが、第3セット2-3から最後の4ゲームを取って2時間26分で試合を締めくくった。前の試合で3時間17分を戦い抜いていたビーナスは第2セット2-2となったあとにメディカルタイムアウトを取ってプレーを続け、第3セットでは立ち上がりに2-0とリードするなどウインブルドンで5度の優勝を誇る元グラスコート女王の意地を見せた。

「彼女は偉大なチャンピオンであり、それは何も失われていない。その偉大さは常に彼女とともにある。彼女のような選手と対戦できるのは素晴らしいことだわ。彼女は多くの人たちのアイドルだから、とても特別なことだった。恐らくそれが第2セットで緊張してしまった理由だと思う」とオスタペンコは試合後にコメントした。

 オスタペンコは次のラウンドで、第8シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-3 6-7(1) 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が予選勝者のテレザ・マルティンコバ(チェコ)との同胞対決を6-4 6-4で制し、第4シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)がキャサリン・マクナリー(アメリカ)に3-6 6-2 7-6(0)で逆転勝利をおさめ、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のレベッカ・マリノ(カナダ)は予選勝者のエミナ・ベクタス(アメリカ)に6-4 4-6 7-6(1)で競り勝ち、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではクレイチコバが18歳のリンダ・フルビルトバ(チェコ)と、ポタポワがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したハリエット・ダート(イギリス)と、マリノはジュ・リン(中国)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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