バーティが大坂代役のバーテンズに敗れる波乱も、年末世界1位は確定 [WTAファイナルズ]

急遽出場が決まったバーテンズが世界1位のバーティを破った
SHENZHEN, CHINA - OCTOBER 29: Kiki Bertens of the Netherlands celebrates match point against Ashleigh Barty of Australia during their Women's Singles match on Day Three of the 2019 Shiseido WTA Finals at Shenzhen Bay Sports Center on October 29, 2019 in Shenzhen, China. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

 今月の北京の準決勝でバーテンズはもう少しでバーティを倒せそうなところまでこぎつけていたが、結局第3セットでのタイブレークの末に敗れていた。バーテンズは中国・珠海の決勝でアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に敗れたあと、まっすぐこの大会にやってきた。

「出だしは少し四苦八苦したけれど、試合が続いていくにつれてどんどんフィーリングがよくなっていった。動きも、よりよくなっていったわ。私はコートの感触をつかみ始め、よりアグレッシブにプレーし、ネットに出ていくことができた。ええ、最後にはかなりいいプレーをしていたわね」とバーテンズは振り返った。

 第3セットの最初のゲームでバーテンズは4つ目のブレークポイントをものにしてサービスブレークに成功し、あっという間に4-0とリードを広げた。

 昨年、彼女は初出場だったWTAファイナルズで準決勝に進出していた。

 敗戦にもかかわらず、バーティは公式に年末ランキングで世界1位を確保することになった。彼女はその名誉を勝ち取った初のオーストラリア人女子プレーヤーだ。

 カロリーナ・プリスコバ(チェコ)と大坂だけが、バーティが世界1位で今年を終えることを阻む可能性を手にしていた。彼女たちがそれをやってのけるには、ラウンドロビンで全勝した上で、タイトルを獲る必要があったのだ。しかしプリスコバは月曜日にパープル・グループのラウンドロビン初戦でエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に敗れ、前述のとおり大坂は棄権した。

 WTAファイナルズ初出場のベンチッチは、第3セット第9ゲームで勝負を分けるブレークを果たした。

「私たちがベストのプレーをし合ったとは思わないけど、最後の数ゲームで私は自分本来のテニスを取り戻した」とベンチッチはコメントした。「この試合に勝たないと敗退してしまうことはわかっていたけれど、それについて考えてはいなかったわ」。

(APライター◎サンドラ・ハーウィット/構成◎テニスマガジン)

※写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア/右)とキキ・バーテンズ(オランダ/左)
SHENZHEN, CHINA - OCTOBER 29: Kiki Bertens (L) of the Netherlands is congratulated by Ashleigh Barty of Australia after winning their Women's Singles match on Day Three of the 2019 Shiseido WTA Finals at Shenzhen Bay Sports Center on October 29, 2019 in Shenzhen, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

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