トップシードのカサキナがフルセット勝利で2回戦へ、クルミは惜敗もWTAツアー本戦でプレーした初のマルタ人選手に [パレルモ女子オープン]

写真はロスシー国際でのダリア・カサキナ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「パレルモ女子オープン」(WTA250/イタリア・シチリア島パレルモ/7月17~23日/賞金総額25万9303ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で第1シードのダリア・カサキナ(ロシア)がマルチナ・トレビザン(イタリア)を6-3 6-7(2) 6-0で振りきり、3回戦敗退に終わったウインブルドンからの再スタートを切った。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したカサキナは第2セット5-4からブレークバックを許すともつれ込んだタイブレークを落としたが、第3セットでは相手に1ゲームも与えず2時間36分で勝利を決めた。

 カサキナは次のラウンドで、ニギナ・アブドレイモワ(ウズベキスタン)を6-3 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のタチアナ・プロゾロワ(ロシア)と対戦する。

 この日プレーしたカサキナ以外のシード勢は第3シードのマヤル・シェリフ(エジプト)、第5シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第7シードのエマ・ナバロ(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、第4シードのエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)と第6シードのルチア・ブロンゼッティ(イタリア)は敗れた。

 サラ・ソリベス トルモ(スペイン)がコッチャレットを6-3 4-6 6-0で倒し、19歳のエリカ・アンドレエワ(ロシア)はブロンゼッティに4-6 6-0 6-2で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではカミラ・オソリオ(コロンビア)、クリスティーナ・ブクサ(スペイン)、ダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のソフィア・ランセレ(ロシア)が初戦を突破した。

 ラッキールーザーのフランチェスカ・クルミ(マルタ)はブクサに6-3 3-6 5-7で惜敗したが、WTAツアー本戦でプレーした初のマルタ人選手となって母国の歴史に名を刻んだ。

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写真◎Getty Images

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