ツアー本戦デビューの19歳ティモフェーワがラッキールーザーから決勝に快進撃「おとぎ話のようだわ」 [ハンガリアン・グランプリ]

写真はフレンチ・オープンでのマリア・ティモフェーワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ハンガリアン・グランプリ」(WTA250/ハンガリー・ブダペスト/7月17~23日/賞金総額25万9303ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、世界ランク246位のマリア・ティモフェーワ(ロシア)が第9シードのナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を7-6(6) 3-6 6-3で倒す番狂わせに成功した。

 予選決勝で第3セットのタイブレークの末に惜敗した19歳のティモフェーワは、欠場者が出たためラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)として初のツアー本戦入りが決まっていた。

「おとぎ話のようだわ。ラッキールーザーじゃなかったとしても信じられないような結果だけど、未だに信じられない。今はちょっと言葉が見つからない」とティモフェーワは試合後のオンコートインタビューで語った。

 これ以前にラッキールーザーの選手がWTAツアーで決勝に進出したのは2021年11月にリンツで準優勝を飾ったジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)で、もしティモフェーワがタイトルを獲得すれば2019年のリンツを15歳で制したココ・ガウフ(アメリカ)以来の快挙となる。

 ティモフェーワは決勝で、クレア・リュー(アメリカ)を7-5 7-6(3)で破って勝ち上がったカテリーナ・バインドル(ウクライナ)と対戦する。バインドルはこれに先立ち前日に第1セット1-1の時点で雨により順延となっていた準々決勝を戦い、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界ランク441位のファニ・シュトーラ(ハンガリー)を7-6(5) 6-3で退けていた。

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写真◎Getty Images

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