フリッツが過去3戦全敗だった錦織から初勝利でベスト4に進出 [アトランタ・オープン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「アトランタ・オープン」(アメリカ・ジョージア州アトランタ/7月24~30日/賞金総額82万2715ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)を6-4 6-2で下してベスト4に進出した。

 第2セット第7ゲームで唯一直面したフリッツは、相手のサービスゲームを3度破って1時間13分で過去3戦全敗だった錦織から初勝利を挙げた。直近ではフリッツがまだ世界50位以下だった2019年5月のローマ(ATP1000/クレーコート)2回戦で顔を合わせ、錦織が6-2 6-4で勝っていた。

 2回戦敗退に終わった2021年10月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)を最後に公式戦から遠ざかっていた錦織は6月に復帰したあとチャレンジャー3大会でプレーし、同月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾るなど8勝2敗の戦績で今大会を迎えていた。

 フリッツは次のラウンドで、ドミニク・コプファー(ドイツ)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第8シードのJ.J.ウルフ(アメリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ユーゴ・アンベール(フランス)とアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)の顔合わせとなった。第7シードのアンベールがディフェンディング・チャンピオンで第2シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-6(4) 6-3で退け、ブキッチは第5シードのクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じた。

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写真◎Getty Images

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