サカーリがペグラを倒して2019年5月以来のツアー2勝目に王手、決勝の相手はガウフ [WTAワシントンDC]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500/アメリカ・ワシントンDC/7月31日~8月6日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第4シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 4-6 6-2で振りきり、2019年5月のラバト以来となるツアー2勝目に王手をかけた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したサカーリは第2セットも4-1とリードしながら5ゲームを連取されてセットオールに追いつかれたが、必死に食らいつくペグラを第3セット2-2から突き放して2時間3分で勝利を決めた。

「第1セットを先取して第2セットも先にブレークしたのに巻き返されるなんて珍しいことでも何でもないし、そんなことは私が最初でも最後でもないと自分に言い聞かせていたの。だからとにかくアグレッシブな姿勢を維持するだけだった。第2セットの途中までは機能していた訳だから」とサカーリは試合後にコメントした。

「簡単ではなかったけど、第2セットを落としたあとに第3セットで巻き返すために自分自身に打ち勝つためのチャレンジだと考えて取り組んだわ」

 その姿勢は統計にも表れており、サカーリは試合を通して相手の14本を大きく上回る36本のウィナーを決めた。

 サカーリは決勝で、タイトル防衛を目指していた第8シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-3 6-3で破って勝ち上がった第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ふたりは過去5度対決しており、サカーリが4勝1敗でリードしている。

 ダブルスは決勝が行われ、2020年USオープン優勝ペアのラウラ・シグムンド(ドイツ)/ベラ・ズボナレワ(ロシア)がアレクサ・グラーチ(チリ)/モニカ・ニクレスク(ルーマニア)を6-4 6-4で下してコンビ4勝目を挙げた。


女子ダブルスで優勝を飾ったラウラ・シグムンド(ドイツ/右)とベラ・ズボナレワ(ロシア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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