アルカラスの連勝は「14」でストップ、ポールが初の世界1位撃破でマスターズ自己最高の4強入り [ATPトロント]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月7~13日/賞金総額762万2925ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第12シードのトミー・ポール(アメリカ)が第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3 4-6 6-3で倒し、ATPマスターズ1000大会で初のベスト4進出を決めた。

 2ブレーク差で第1セットを先取したポールは3-3からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット3-2から相手のサービスゲームを破ると5-3からのサービスゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間21分で勝利を決めた。26歳のポールがトップ10プレーヤーに勝ったのは8度目(15敗)だが、世界ナンバーワンからの金星は初となる。

 ふたりはモントリオールで開催された昨年の大会でも2回戦で顔を合わせ、ポールが6-7(4) 7-6(7) 6-3で勝っていた。

 ウインブルドン(イギリス・ロンドングラスコート)で2度目のグランドスラム制覇を果たした20歳のアルカラスはノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)準決勝から負けていなかったが、ツアー大会での連勝は「14」でストップした。

 ポールは次のラウンドで、プロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場した36歳のガエル・モンフィス(フランス)を6-4 4-6 6-3で破って勝ち上がった第7シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、アレックス・デミノー(オーストラリア)とアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)のノーシード対決となった。デミノーが第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に7-6(7) 7-5で競り勝ち、ダビドビッチ フォキナはマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-4 6-2で退けた。

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写真◎Getty Images

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