前年の準優勝者ルードが2回戦で敗れる番狂わせ、ジャン・ジジェンがキャリア最大の勝利 [USオープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がジャン・ジジェン(中国)に4-6 7-5 2-6 6-0 2-6で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は3時間19分。

 ふたりは6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の3回戦で一度顔を合わせており、ルードが4-6 6-4 6-1 6-4で勝っていた。ジャンが対トップ10勝利を挙げたのはキャリア2度目だが、世界ランク5位のルードはこれにまでに勝った中で最上位の選手となる。

 全米に7年連続出場となった24歳のルードは昨年の大会で決勝進出を果たし、カルロス・アルカラス(スペイン)に4-6 6-2 6-7(1) 3-6で敗れはしたが準優勝を飾っていた。ルードはATPマスターズ1000大会のトロントとシンシナティでハードコートの前哨戦をプレーしたが、1勝しか挙げることができずに今大会を迎えていた。

 昨年10月にATPランキングのシングルスでトップ100入りした初の中国人選手となったジャンは次のラウンドで、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-1 6-2 6-1で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第14シードのトミー・ポール(アメリカ)、第21シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、予選から勝ち上がってきた17歳のヤクブ・メンシク(チェコ)、イリ・ベセリ(チェコ)が3回戦に駒を進めた。

 第20シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)はベセリに6-7(5) 2-6 6-3 6-2 6-7(6-10)で競り負け、2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会3日目|8月30日

男子シングルス2回戦|主な試合結果

○68ジャン・ジジェン(中国)6-4 5-7 6-2 0-6 6-2 ●65キャスパー・ルード(ノルウェー)[5]

○69リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)[WC] 6-1 6-2 6-1 ●71マートン・フチョビッチ(ハンガリー)

○80フランシス・ティアフォー(アメリカ)[10] 6-3 6-1 6-4 ●77セバスチャン・オフナー(オーストリア)

○81トミー・ポール(アメリカ)[14] 3-6 2-6 6-2 6-4 6-3 ●83ロマン・サフィウリン(ロシア)

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○88アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)[21] 6-1 6-4 6-3 ●86フアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)

○107ヤクブ・メンシク(チェコ)[Q] 3-6 6-2 7-6(1) 6-3 ●106ティトゥアン・ドロゲ(フランス)[Q]

○112テイラー・フリッツ(アメリカ)[9] 6-1 6-2 6-2 ●110フアン パブロ・バリーリャス(ペルー)

○117イリ・ベセリ(チェコ)7-6(5) 6-2 3-6 2-6 7-6(10-6) ●120フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)[20]

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写真◎Getty Images

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