ガウフがウォズニアッキを倒して2年連続ベスト8進出「ときどき自分自身とプレーしているような気がした」 [USオープン]

写真は2年連続となるベスト8進出を決めたココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-3 3-6 6-1で振りきり、2年連続となるベスト8進出を決めた。

 2020年オーストラリアン・オープンを最後に一度引退したあと2度の出産を経て復帰した33歳のウォズニアッキは今大会で見事なカムバックぶりを見せて周囲を驚かせたが、出だしこそミスが多かったものの直ぐにリズムを取り戻したガウフが相手のセカンドサーブを攻撃して第1セットを先取した。

 しかし第2セットではウォズニアッキがレシーブゲームでプレッシャーをかけていき、アグレッシブなプレーで4-3から相手のサービスゲームを破ってセットオールに追いついた。ウォズニアッキは第3セット第1ゲームもブレークしたが勢いは続かず、直後に追いついたガウフがそのまま最後の6ゲームを連取して2時間で勝利を決めた。

 10代のアメリカ人女子選手が2年連続で同大会のシングルス準々決勝に進出したのはセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以来で、過去にはビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、アンドレア・イエガー(アメリカ)、トレーシー・オースティン(アメリカ)、クリス・エバート(アメリカ)も同じことを成し遂げている。

「カロラインは戻ってきた。まるで一度も離れていなかったようにね。彼女には子供のころから刺激を受けてきたの。彼女は間違いなく多くのボールを返してくるから、ときどき自分自身とプレーしているような気がしたわ」とガウフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日はアグレッシブにプレーしなければならないとわかっていた。ミスをしてしまったこともあったけど、立ち直って集中することができてよかったと思う」

 ガウフは次のラウンドで、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を3-6 6-3 6-1で破って勝ち上がった第20シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。ふたりはこれが4度目の対決だったが、シフィオンテクは4連敗を喫した。

 前年にタイトルを獲得したシフィオンテクが4回戦で敗れたことにより、大会後に更新される世界ランクでアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がシフィオンテクを抜いて初めて1位の座に就くことが確定した。

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写真◎Getty Images

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