ズベレフがここまでの大会最長試合でシナーを退けベスト8最後の一席をゲット [USオープン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第6シードのヤニク・シナー(イタリア)を6-4 3-6 6-2 4-6 6-3で倒し、ベスト8最後の一席を確保した。試合時間は4時間41分で、今大会ここまでの最長記録となった。

 全米に2年ぶり9度目の出場となる26歳のズベレフは、無観客で開催された2020年にグランドスラム自己最高の準優勝をマーク。前回プレーした2021年は、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-4 2-6 4-6 6-4 2-6で敗れていた。

 2022年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の準決勝で負った足首の大ケガから今年1月に復帰したズベレフは前半戦で苦戦が続いたが、7月のハンブルク(ATP500ロ/クレーコート)で2021年ATPファイナルズ(イタリア・トリノ/室内ハードコート)以来となるツアー20勝目を挙げた。

 この結果でズベレフは、シナーとの対戦成績を4勝1敗とした。全米では2021年の4回戦で顔を合わせており、ズベレフが6-4 6-4 7-6(7)で勝っていた。

 今大会でのズベレフは1回戦でアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を6-4 6-4 6-4で、2回戦でダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を7-6(1) 3-6 6-4 6-3で、3回戦では第19シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-7(2) 7-6(8) 6-1 6-1で破って16強入りを決めていた。

 ズベレフは次のラウンドで、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。ディフェンディング・チャンピオンのアルカラスは4回戦で、マッテオ・アルナルディ(イタリア)を6-3 6-3 6-4で下して勝ち上がった。

 前哨戦のトロント(ATP1000/ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得したシナーは、世界ランク自己最高の6位で今大会を迎えていた。

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写真◎Getty Images

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