若干20歳のシェルトンが自国の先輩ティアフォーを退けグランドスラム4強の舞台へ [USオープン]

写真はベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝でベン・シェルトン(アメリカ)が第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との地元勢対決を6-3 3-6 7-6(7) 6-2で制し、ノーシードから四大大会ベスト4の舞台へ駆け上がった。試合時間は3時間7分。

 全米に3年連続出場となる20歳のシェルトンは昨年の大会でワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り本戦デビューを飾ったが、1回戦でヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)に6-7(6) 6-3 6-7(5) 7-6(8) 3-6で惜敗していた。

 フロリダ大学在学中の昨年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでタイトルを獲得したシェルトンは同年夏にプロ転向し、世界ランク500位以下からトップ100入りを果たすなどしてATPアワードの最優秀新人賞の候補に選ばれた。

 両者は今回がツアー初対戦。1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で準々決勝に勝ち進んでセンセーションを巻き起こしたシェルトンは、更に一歩先に進んでグランドスラム自己最高成績を更新した。

 今大会でのシェルトンは1回戦でペドロ・カチン(アルゼンチン)を1-6 6-3 6-2 6-4で退け、2回戦はドミニク・ティーム(オーストリア)が第2セット途中で棄権したため勝ち上がり、3回戦でアスラン・カラツェフ(ロシア)を6-4 3-6 6-2 6-0で、4回戦では第14シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-4 6-3 4-6 6-4で破って8強入りを決めていた。

 シェルトンは次のラウンドで、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で、第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-1 6-4 6-4で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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