自国の先輩ポールに雪辱した20歳シェルトンが準々決勝へ、最速サーブも更新 [USオープン]

写真はグランドスラム本戦5大会目にして2度目の8強入りを決めた20歳のベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス4回戦でベン・シェルトン(アメリカ)が第14シードのトミー・ポール(アメリカ)との地元勢対決を6-4 6-3 4-6 6-4で制し、四大大会で1月のオーストラリアン・オープンに続く2度目のベスト8進出を果たした。

 1月の全豪準々決勝でポールに4セットで敗れていたシェルトンは4-1から挽回されて第3セットを落としたが、直ぐに体勢を立て直すと4セット目で決着をつけて2時間49分で前回の雪辱に成功した。

「僕はメンタル的にタフであることを学んだ。オーストラリアで長い1週間をプレーしていたとき、僕はボックス席を見上げて『脚が死んでる。疲れた。もうこれ以上できないよ』と言っていた。それから僕は自分を信じることがいかに重要かに気付いたんだ。感情的にもフィジカル的にも全力でいけるのだという信念を今の僕は持っている」とシェルトンは前回の対決で学んだことについて語った。

 アスラン・カラツェフ(ロシア)に対する2回戦で時速147マイル(約237km)のサービスを叩き込んだシェルトンは、第3セットで今大会の新記録となる時速149マイル(約240km)を2本マークした。大会史上最速は、2004年にアンディ・ロディック(アメリカ)が記録した時速152マイル(約245km)となっている。

「アドレナリンが一気に出たよ。違う雰囲気ならできなかっただろうし、腕が外れていたかもしれない。今はかなりいい気分だ」

 同種目の地元アメリカ勢として2002年のロディック以降で最年少の準々決勝進出者となったシェルトンは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)を6-4 6-1 6-4で破って勝ち上がった同胞で第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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