19歳ガウフがキャリア2度目のグランドスラム決勝進出「仕事はまだ終わっていない」 [USオープン]

写真は母国の地でキャリア2度目のグランドスラム決勝進出を決めた19歳のココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)が第10シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-4 7-5で倒し、母国の地でグランドスラム初優勝に王手をかけた。

 5-1から5-4と追い上げられたあと3度目のブレークで第1セットを先取したガウフは、2セット第1ゲーム終了後に環境活動家の抗議行動による50分近い中断を挟んで5-3から5-5に追いつかれたあと最後の2ゲームを連取してマッチ11連勝を飾った。

 先月のシンシナティでついに世界ナンバーワンのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を倒したガウフは波に乗っており、初戦敗退に終わったウインブルドン以降の18試合で17勝を挙げている。

「いくつかのポイントで歓声が凄く大きかったから、耳がおかしくなってないかしら。私はこの大会をよく観て育ったから、決勝に残るのは本当に大きな意味がある」とガウフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「でも仕事はまだ終わっていない。土曜日にも皆さんが私を応援してくれるよう願っているわ」

 昨年のフレンチ・オープン以来となるキャリア2度目のグランドスラム決勝進出を決めた19歳のガウフは、アメリカ人として1999年にチャンピオンに輝いたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以降でもっとも若いUSオープン女子シングルス決勝進出者となった。

 今年のフレンチ・オープンで準優勝を飾ったムチョバとは前哨戦のシンシナティ決勝で対決したばかりだったが、ふたたびガウフが勝者となった。オールランドなテクニックを駆使したプレーに定評があるムチョバはそこで敗れたが、トップ10デビューを果たして今大会を迎えていた。

「彼女(ムチョバ)はリズムを掴むのが非常に難しいタイプの選手だわ。第2セットで彼女はよりアグレッシブなプレーをし始めた。私は『とにかく自分を信じるの』と言い聞かせていたの」とガウフは試合を振り返った。

 ガウフは決勝で、第1セットを0-6で落としながらも巻き返して第17シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を0-6 7-6(1) 7-6(10-5)で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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