シナーがアルカラスに今季2勝目の勝利、決勝の相手は過去6戦全敗のメドベージェフ [チャイナ・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「チャイナ・オープン」(ATP500/中国・北京/9月28日~10月4日/賞金総額379万8915ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第6シードのヤニク・シナー(イタリア)が第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を7-6(4) 6-1で倒して今季3勝目に王手をかけた。

 一進一退の第1セットをタイブレークの末に先取したシナーは第2セット第1ゲームをブレークし、2-1から最後の4ゲームを連取して1時間55分でアルカラスに対する今季2度目の勝利(通算4勝3敗)を決めた。

「間違いなく(これまでプレーしたビッグマッチの中で)トップクラスだ。彼との対戦はすべて非常に厳しいものだ。僕たちは常にリスペクトし合っており、試合では2人とも凄くいいプレーをする。僕たちが対戦するときはお互いに限界ギリギリまで出そうとするんだ」とシナーは試合後にコメントした。

「今日は重要な瞬間に相手よりも少しだけいいプレーができた。第2セットは6-1だったけど、彼にもたくさんチャンスがあったから僕はとにかく集中力を切らさないようにしていた。第1セットはもう少しアップダウンがあったけど、メンタル的に踏み止まろうと必死だった。間違いなく自分のパフォーマンスには満足しているよ」

 シナーは決勝で、第8シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。ふたりは過去6度対決し、今年のロッテルダムとマイアミの決勝を含めすべてメドベージェフが勝っている。

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写真◎Getty Images

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