オスタペンコとケニンが初戦でシードダウン、地元韓国勢2人が番狂わせに成功 [韓国オープン]

写真はチャイナ・オープンでのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ハナ銀行韓国オープン」(WTA250/韓国・ソウル/10月9~15日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、2人の地元韓国人選手がともにグランドスラム大会で優勝経験のあるシード勢を倒す番狂わせを演じた。

 チャン・スジョン(韓国)が第5シードのソフィア・ケニン(アメリカ)を6-1 6-4で退け、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した21歳のバク・ダヨン(韓国)は2017年大会チャンピオンで第2シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に3-6 6-1 7-6(4)で逆転勝利をおさめた。

 同大会で2人の韓国人選手が勝利をおさめたのは2013年以来のことで、そのときは当時18歳だったチャンがクララ・クカロバ(チェコ)とオンス・ジャバー(チュニジア)を連破して8強入りし、イ・イェラ(韓国)はダリア・サビル(オーストラリア)を破っていた。

 2018年1月のニューポートビーチ1回戦でもケニンに勝っていたチャンは、トップ30の選手に対する初勝利を挙げた。世界ランク569位のバクは直近のITFツアー6大会で22勝4敗と好調だったが、予選を突破した昨年の大会以来となるツアーレベル2試合目で初勝利をマークした。

 バクはフォアハンドで攻め込むプレーからスライスを駆使したディフェンス重視の戦法に切り替えて形勢を逆転し、ラリーを長引かせたことでアンフォーストエラーを68本と量産したオスタペンコから金星を挙げた。

 2回戦ではチャンがエミナ・ベクタス(アメリカ)と、バクはキンバリー・ビレル(オーストラリア)と対戦する。ビレルが予選勝者のサーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)を6-4 6-4で下し、ベクタスはラウラ・ピゴッシ(ブラジル)に6-7(5) 6-4 7-5で競り勝った。

 そのほかの試合では第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第4シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)、アシュリン・クルーガー(アメリカ)、エバ・リーズ(ドイツ)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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