ジャバーが初戦突破も膝痛で準々決勝を棄権「本当に残念」 [鄭州オープン]
WTAツアー公式戦「交通銀行鄭州オープン」(WTA500/中国・河南省鄭州/10月9~15日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-3 7-6(5)で倒して8強入りを決めた。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ジャバーはこの試合が初戦だった。ワンブレーク差で第1セットを先取したジャバーは第2セット5-2から2度連続でサービスダウンを喫して5-5に追いつかれ、もう一度ブレークしたあともサービスキープができずにもつれ込んだタイブレークで5度目のマッチポイントをものにして1時間58分でようやく試合を締めくくった。
ジャバーは次のラウンドでワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したバイ・ジュオシャン(中国)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する予定だったが、膝のケガを理由に棄権したためカサキナが不戦勝で一足早く準決勝に駒を進めた。
「膝の具合があまりよくないため、棄権しなければならなくて本当に残念です。鄭州で過ごした時間がとても楽しかったことだけはお伝えしたいと思います」とジャバーは大会の公式SNSを通してコメントした。
そのほかの試合では第4シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)がペトラ・マルティッチ(クロアチア)を7-5 6-1で退け、予選勝者のラウラ・シグムンド(ドイツ)は第11シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に3-6 6-2 6-1で逆転勝利をおさめ、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではクレイチコバが予選勝者のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)と、シグムンドはジャスミン・パオリーニ(イタリア)と顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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