果敢なプレーでフルビルトバに勝利のフェルナンデスが準決勝へ「ようやく自分のテニスを取り戻しつつある」 [香港オープン]

写真はレイラ・フェルナンデス(カナダ)(Getty Images)


 5年ぶりの開催となるWTAツアー公式戦「プルデンシャル香港テニス・オープン」(WTA250/中国・香港/10月9~15日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、21歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)が18歳のリンダ・フルビルトバ(チェコ)を7-6(2) 6-2で倒してベスト4進出を決めた。

 大会中に19歳の誕生日を迎えた2021年USオープンで準優勝を飾った快挙のあと、フェルナンデスはケガなどもあって一貫した成績を残せずに苦労してきた。彼女は昨年のフレンチ・オープンで2度目のグランドスラム8強入りを果たしたが、そこで足を負傷したことで勢いに乗ることができなかった。

 昨年の8月に世界ランク自己最高13位をマークしながら今年の6月には96位まで下がってトップ100陥落の危機に瀕したフェルナンデスだったが、先月のグアダラハラで準々決勝に進出したことで再浮上の兆しを見せていた。とは言え彼女がツアーレベルのシングルスで準決勝まで勝ち進んだのは、2つ目のタイトルを獲得した2022年3月のモンテレイ以来となる。

「本当に久しぶりの準決勝よ。ここ数年の状況を考えると、このような勝利は特別なものだわ。自分の戦いぶりと解決策を見つけられたことに満足している。ようやく自分のテニスを取り戻しつつある」とフェルナンデスは試合後にコメントした。

 16歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)に逆転勝利をおさめた2回戦でも見せたように、フェルナンデスの『解決策』は“可能な限り前に出る”という果敢な姿勢に集約されていた。2回戦では27回ネットに出て17ポイントを取ったが、この日は20回中16ポイントを獲得とより成功率が上がっていた。

 フェルナンデスは次のラウンドで、サラ・ソリベス トルモ(スペイン)を7-6(3) 6-3で破って勝ち上がった第5シードのアンナ・ブリンコワ(ロシア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、マルチナ・トレビザン(イタリア)とカテリーナ・シニアコバ(チェコ)の顔合わせとなった。第6シードのトレビザンが第3シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 6-3で下し、シニアコバはアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を7-6(1) 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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