地元中国のジェン・チンウェンが準決勝へ「私にとって大きな一歩」 [鄭州オープン]

写真は女子シングルス2回戦でのジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「交通銀行鄭州オープン」(WTA500/中国・河南省鄭州/10月9~15日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、21歳のジェン・チンウェン(中国)がアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)を6-3 6-2で下してベスト4に進出した。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したジェンは第2セットも5-1とリードし、最初のサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間26分で過去2戦2敗だったカリニーナに対する初勝利を挙げた。

 非常にアグレッシブなプレーを持ち味とするジェンはこの日も容赦なくその強みを披露し、8本のサービスエースを含む32本のウィナー(アンフォーストエラーは20本)を叩き込んだ。

「WTA500大会で準決勝に進出したのは本当に久し振りだから、これは私にとって大きな一歩だわ」とジェンは試合後にコメントした。

 ジェンは次のラウンドで、予選勝者のラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-0 7-5で破って勝ち上がったジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。ふたりは7月にジェンがツアー初優勝を飾ったパレルモの決勝で顔を合わせ、6-4 1-6 6-1で勝っている。

「パオリーニに対するパレルモでの試合はタフだった。彼女を素晴らしいファイターだから、倒すのは本当に難しいと思う」とジェンは次戦を見据えた。

 そのほかの試合では予選勝者のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)が第1セットを3-6で落とした時点で背中のケガを理由に棄権したため、第4シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が前日に不戦勝で勝ち上がりを決めていた第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)に対する準決勝に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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