ティームが逆転勝利で2回戦へ「タイブレークでいいプレーができた」 [ヨーロピアン・オープン]

写真は2022年12月にアラブ首長国連邦・ドバイで開催されたワールドテニス リーグでのドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月16~22日/賞金総額75万950ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した20歳のルカ・ナルディ(イタリア)に3-6 7-6(7) 6-2で逆転勝利をおさめた。

 第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したナルディは第2セットも先に相手のサービスゲームを破って3-2と先行したが、直後に追いついたティームがもつれ込んだタイブレークをものにすると第3セットでは主導権を握って2時間28分で若手の挑戦を退けた。

「非常に厳しい試合だった。素晴らしい選手との初対決というのは常に興味深い。かなり速いコンディションだと感じている。お互いにサービスがよかった。僕はサーフェスに慣れるのに少し時間がかかり、第1セットを落として第2セットも先にブレークされてしまった。でも何とかそこから逆転することができた」とティームは試合を振り返った。

「最後はもつれたけど、僕はタイブレークでいいプレーができた。第3セットは本当によかった。凄くうれしいよ」

 ティームは次のラウンドで、予選勝者で18歳のアレクサンダー・ブロックス(ベルギー)を6-4 7-6(3)で破って勝ち上がった第5シードのヤニック・ハンフマン(ドイツ)と対戦する。

 そのほかの試合では第8シードのフアン パブロ・バリーリャス(ペルー)、アレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)、予選勝者のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)とジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 マルテレルが第7シードのリシャール・ガスケ(フランス)を6-3 6-4で下し、エムペシ ペリカールは第6シードのロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)に0-6 6-3 7-6(4)で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。

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写真◎Getty Images

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