2023年WTAツアー最長の決勝を制したシニアコバが今季2勝目「最後まで戦い抜いた自分を誇りに思う」 [江西オープン]

写真は女子シングルスで優勝を飾ったカテリーナ・シニアコバ(チェコ)/右)と準優勝のマリー・ブーズコバ(チェコ)(Getty Images)


 4年ぶりの開催となったWTAツアー公式戦「江西オープン」(WTA250/中国・江西省南昌/10月16~22日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)が第3シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)との同胞対決を1-6 7-6(5) 7-6(4)で制して今季2勝目を挙げた。

 27歳のシニアコバがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、7月のバート ホンブルク以来でキャリア5度目(準優勝4回)となる。

 1ゲームしか取れずに第1セットを落としたシニアコバは、第2セットで2度先行されながらもその都度追いつきタイブレークの末に試合を振り出しに戻した。同じような展開で進んだ第3セットでシニアコバは3-5から2つのチャンピオンシップポイントを凌いで6-5と逆転したあとブレークバックを許したが、ふたたびもつれ込んだタイブレークで迎えた最初のチャンスをものにして死闘に終止符を打った。

 試合時間は3時間33分で、WTAツアーで今季最長の決勝となった。

「本当にタフで激しいバトルだった。本当に興奮しているし、最後まで戦い抜いた自分を誇りに思う。私たちはふたりともコートですべてを出し尽くしたから、ひとりしか勝者になれないというのは本当に辛くて悲しいことだわ」とシニアコバは試合後の記者会見で語った。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では第2シードのラウラ・シグムンド(ドイツ)/ベラ・ズボナレワ(ロシア)が第4シードの穂積絵莉(日本住宅ローン)/二宮真琴(エディオン)を下して今季3度目の優勝を飾り、残り1枠となっていた女子トップ8によるエリート大会「GNP保険WTAファイナルズ・カンクン」(WTAファイナルズ/10月29日~11月5日/メキシコ・カンクン/ハードコート)の出場権を獲得した。

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写真◎Getty Images

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