37歳モンフィスが大会史上最年長優勝でトップ100に復帰 [ATPストックホルム]

写真はUSオープンでのガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・ノルディック・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/10月16~22日/賞金総額75万950ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、37歳のガエル・モンフィス(フランス)が予選から勝ち上がってきたパベル・コトフ(ロシア)に4-6 7-6(6) 6-3で逆転勝利をおさめて大会史上最年長のチャンピオンに輝いた。

 2011年覇者でもあるモンフィスがツアー大会で優勝したのは、昨年1月のアデレード以来で通算12回目(準優勝22回)となる。37歳以上の選手がタイトルを獲得したのは、1990年に発足したATPツアーでイボ・カルロビッチ(クロアチア)、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)に続き史上4人目となる。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたモンフィスはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレークの末に取り返すと第3セット5-2からのサービスゲームでチャンピオンシップポイントを凌がれて試合を済めくくることができなかったが、最後に4度目のブレークに成功して2時間37分で勝利をもぎ取った。

 アグレッシブに打ち込んでくる相手の攻撃をベースライン後方から耐え抜いたモンフィスは相手のリズムを崩すタッチショットを披露し、予選から6試合を勝ち抜いて初のツアー決勝進出を決めたコトフの快進撃を終わらせた。

「パベルは称賛に値する。彼は素晴らしい1週間を過ごし、決勝でも僕を追い詰めた。今日はたくさん走ったよ。第2セットでブレークポイントを凌がなければならなかったときは必死だった。どうやって耐え抜いたのはわからないけど、自分を信じて戦い続けた」とモンフィスは試合後にコメントした。

 ケガの影響もあって世界ランクを一時300位以下に落としていたモンフィスは140位で今大会を迎えたが、今週の活躍でトップ100復帰が確定した。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、アンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン)/デニス・モルチャノフ(ウクライナ)がユキ・バンブリ(インド)/ジュリアン・キャッシュ(イギリス)を7-6(8) 6-2で倒して同ペアでの初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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