チチパスが腰のケガで途中棄権し大会を離脱「試合を終えることができず本当に悔しい」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真は途中棄権を余儀なくされたステファノス・チチパス(ギリシャ/左)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)の大会3日目に行われたグリーン・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で、第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第8シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)に対して第1セット1-2となった時点で腰のケガを理由に棄権した。

 初戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に惜敗していたルーネは僅か17分で大会初勝利を挙げ、決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。

「健康で腰の調子がいいことは僕にとって重要なことだ。痛みは非常に強かった。過去にも痛みを抱えたままプレーして耐えたことはあるけど、今回はどうしようもなかった。難しい決断を下さなくてはならなかった」とチチパスは試合後の記者会見で説明した。

「ファンの皆さんと僕を応援しにきてくれた人たちにお詫びしたい。試合を終えることができず本当に悔しいし、(もっと早く決断して)僕の1枠を誰かに譲って何とかしてもらうことができなかったことも残念だ。ここ数日に何度も医師の診察を受けてプレーすることを勧められ、やってみようと思ったんだ」

 負傷したチチパスは第3戦を棄権し、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)が代役としてジョコビッチと対戦することになった。1試合のみの途中出場となるフルカチュは勝てばポイントを獲得できるが、準決勝に進むことはできない。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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