2勝目を挙げたジョコビッチが3戦全勝のシナーに次ぐグループ2位で決勝トーナメントへ「自分の試合に勝つことに集中していた」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はグループ2位で決勝トーナメント進出を決めたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)の大会5日目に行われたグリーン・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第3戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が棄権した第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)の代役として出場した第9シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を7-6(1) 4-6 6-1で振りきり2勝目を挙げた。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取したジョコビッチは2-2から唯一のサービスダウンを喫して第2セットを落としたが、第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して2時間5分で試合を締めくくった。

 2勝1敗でグループステージを終えたジョコビッチは第3戦を先にプレーしたため、この時点では決勝トーナメント進出が決まっていなかった。ジョコビッチが1セットを落としたためヤニク・シナー(イタリア)の2位以上は決まっていたが、オルガ・ルーネ(デンマーク)がシナーに勝って3人が2勝1敗で並んだ場合は予選ラウンド敗退となるところだった。

「自分の試合に勝つことに集中していた。今夜(イブニングセッション)の試合結果は自分ではどうすることもできないから、それについては考えていない」とジョコビッチは試合後の記者会見で語った。

 結果的にイブニングセッションで第4シードのシナーが第8シードのルーネを6-2 5-7 6-4で倒したため、グリーン・グループからは3戦全勝のシナーと2勝1敗のジョコビッチが決勝トーナメントに進出することになった。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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