決勝トーナメントがスタート、フィンランドが前年優勝国カナダを下してベスト4進出一番乗り [デビスカップ・ファイナルズ]
男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月21~26日/室内ハードコート)の初日は準々決勝1対戦が行われ、前年の優勝国で第1シードのカナダ(グループA・1位)がフィンランド(グループD・2位)を2勝1敗で下してベスト4進出一番乗りを決めた。
第1試合でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がパトリック・カウコバルタ(フィンランド)を6-3 7-5で倒したあと、第2試合はオットー・ヴィルタネン(フィンランド)がガブリエル・ディアロ(カナダ)とのエース対決を6-4 7-5で制して1勝1敗となり、勝負のかかったダブルスでハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)/ヴィルタネンがアレクシス・ガラルノー/バセック・ポスピショル(カナダ)を7-5 6-3で退けた。
フィンランドは準決勝で、チェコ(グループC・1位)と第2シードのオーストラリア(グループB・2位)の勝者と対戦する。
デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。ITFは同社とのパートナシップ終了を発表したが、今年の大会は予定通り行われることになっている。
今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(イタリア・ボローニャ、イギリス・マンチェスター、スペイン・バレンシア、クロアチア・スプリト/9月12~17日/室内ハードコート)のラウンドロビン(総当たり戦)を行い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位
決勝トーナメント初日|11月21日
準々決勝
1カナダ[1](グループA・1位)1-2 2フィンランド(グループD・2位)
R1 ○ミロシュ・ラオニッチ 6-3 7-5 ●パトリック・カウコバルタ
R2 ●ガブリエル・ディアロ 4-6 5-7 ○オットー・ヴィルタネン
R3 ●アレクシス・ガラルノー/バセック・ポスピショル 5-7 3-6 ○ハリ・ヘリオバーラ/オットー・ヴィルタネン
写真◎Getty Images
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