フルカチュがキャリア2度目のグランドスラム準々決勝進出、今大会でブレイクスルーの21歳カゾーはトップ100デビューが確定 [オーストラリアン・オープン]

写真はホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第9シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアルトゥール・カゾー(フランス)を7-6(6) 7-6(3) 6-4で退けベスト8に進出した。試合時間は2時間28分。

 四大大会でフルカチュが4回戦を突破したのは、4強入りした2021年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来でキャリア2度目となる。同ラウンドでの戦績は、2勝3敗となった。

 全豪に7年連出場となる26歳のフルカチュは、第10シードで臨んだ昨年の大会で4回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。その年は初めて2回戦を突破したあと、セバスチャン・コルダ(アメリカ)に6-3 3-6 2-6 6-1 6-7(7-10)で惜敗してチャンスを逃していた。

 両者は今回が初対戦。2020年大会のジュニア部門準優勝者で21歳のカゾーは今大会までグランドスラム本戦未勝利(シングルス)だったが、今回の活躍により大会後に更新される世界ランクでトップ100デビューすることが確実となった。

 今大会でのフルカチュは1回戦で予選勝者のオマール・ジェシカ(オーストラリア)を7-6(4) 6-4 6-2で、2回戦で予選勝者のヤクブ・メンシク(チェコ)を6-7(9) 6-1 5-7 6-1 6-3で、3回戦では第21シードのユーゴ・アンベール(フランス)を3-6 6-1 7-6(4) 6-3で破って16強入りを決めていた。

 フルカチュは次のラウンドで、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。メドベージェフは4回戦で、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)を6-3 7-6(4) 5-7 6-1で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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