フルカチュがセンターコートでフェデラーを下し、グランドスラム準決勝の大舞台へ [ウインブルドン]

写真はホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第14シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が第6シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-3 7-6(4) 6-0で下してベスト4進出を果たした。試合時間は1時間49分。

 ウインブルドンに2年ぶり3度目の出場となる24歳のフルカチュは、前回開催された2019年の3回戦進出がこれまでのグランドスラム大会での最高成績だった。そのときは大会初勝利を挙げ、最終的に3回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に5-7 7-6(5) 1-6 4-6で敗れていた。

 今年4月にマイアミ(ATP1000/ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得したフルカチュは、ATPマスターズ1000の大会で優勝した初のポーランド人となっていた。

 この結果でフルカチュは、フェデラーとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2019年3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、フェデラーが6-4 6-4で勝っていた。

 今大会でのフルカチュは1回戦でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 7-6(5) 6-1で、2回戦でマルコス・ギロン(アメリカ)を6-3 6-2 6-4で、3回戦でアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-3 6-4 6-2で、4回戦では第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を2-6 7-6(2) 3-6 6-3 6-3で破って8強入りを決めていた。

 フルカチュは準決勝で、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と第16シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)の勝者と対戦する。

 2020年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)のあとに右膝の手術を2度受けた39歳のフェデラーは約13ヵ月間の休養を経て3月にドーハ(ATP250/ハードコート)で復帰し、今季5勝3敗の戦績で今大会を迎えていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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