マレーから初勝利のペールがツアーレベルで約1年半ぶりの勝ち星をマーク「僕は今でも情熱を持っている」 [南フランス・オープン]

写真はブノワ・ペール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「南フランス・オープン」(ATP250/フランス・モンペリエ/1月29日~2月4日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのアンディ・マレー(イギリス)がブノワ・ペール(フランス)に6-2 6-7(5) 3-6で逆転負けを喫した。

 2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたペールはタイブレークの末に第2セットを取り返し、第3セット3-3から最後の3ゲームを連取して2時間39分で過去3戦全敗だったマレーに対する初勝利をマークした。

 元世界ランク18位ながら112位で今大会を迎えている34歳のペールがツアーレベルでプレーしたのは昨年のフレンチ・オープン以来で、最後に勝ち星を挙げたのは2022年8月のワシントンDCまで遡る。

「今日の試合にはとても満足している。簡単ではなかった。アンディは元世界ナンバーワンだからね」とペールは試合後のオンコートインタビューで語った。

 オーストラリアン・オープン予選1回戦で敗れたあとベルギーのチャンジャ―大会でも初戦敗退に終わっていたペールは、「このレベルの大会でプレーするのも久し振りだ。昨年はワイルドカード(主催者推薦枠)を貰ったロラン・ギャロス以外はチャンジャ―大会でプレーしていたからね。厳しい1年だったけど、ほかに選択肢はなかった。年末までにトップ100に戻ることが目標だったけど、達成できなかった。コロナ禍以降はいい結果を残せず辛かったよ」と試合後の記者会見で話した。

「僕は今でもテニスに対する情熱を持っており、大きなコートでビッグマッチをプレーしたいと願っている。気持ちさえついてくれば体力的にはいい成績を残せると思っている」

 36歳のマレーは昨年10月のバーゼルを最後に勝利から遠ざかっており、マッチ5連敗で今季の戦績は0勝3敗となった。

 2013年大会準優勝者のペールは次のラウンドで、ともにワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したアロルド・マヨ(フランス)とルカ・プイユ(フランス)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合ではペドロ・マルチネス(スペイン)がジャウメ・ムナール(スペイン)との同胞対決を6-4 7-6(3)で制し、マイケル・モー(アメリカ)はバンジャマン・ボンジ(フランス)を6-3 7-5で下してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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