前年覇者アルカラスがロラン・ギャロス以来となるクレーコートの試合に勝利「このまま調子を上げていきたい」 [アルゼンチン・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「IEB+アルゼンチン・オープン」(ATP250/アルゼンチン・ブエノスアイレス/2月12~18日/賞金総額72万8185ドル/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が予選勝者のカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)を6-2 7-5で振りきりベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこれがアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に敗れたオーストラリアン・オープン準々決勝以来の試合だった。

 2度サービスダウンを喫しながらも第1セットを先取したアルカラスは第2セット0-2から5-2としたあと5-5に追いつかれたが、最後に7度目のブレークに成功して1時間45分で試合を締めくくった。

 第2セット5-3で掴んだ最初のマッチポイントでアンフォーストエラーを犯して結果的にブレークバックを許したアルカラスは続くレシーブゲームで迎えた2度目のチャンスも自分のミスで逃し、5-5からのサービスゲームでは0-40とされるなど終盤に苦労した。

「本当に厳しい試合だった。彼は素晴らしいファイターで、いいリズムを持った本当にいい選手だ。自分のテニスをして倒すのが難しい選手だった」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「観客が彼(ウーゴ カラベリ)を応援しているから緊張し始めてしまったよ。嘘をつくつもりはない。(彼のホームなのだから)当然のことだ。でもロラン・ギャロス以来となるクレーコートでの試合に勝てて満足している。このまま調子を上げていければと思う」

 アルカラスは次のラウンドで、第7シードのラスロ・ジェレ(セルビア)を6-4 7-5で破って勝ち上がった予選勝者のアンドレア・ババッソーリ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)がルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-4 7-5で退け、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)は第2シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-2 4-6 6-3で倒す番狂わせを演じ、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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