ツアー復帰2戦目のベレッティーニが親友ソネゴを倒してベスト4に進出「僕たちは一緒にキャリアを築いてきた」 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2023年ロレックス・モンテカルロ・マスターズでのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月1~7日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第4シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)との同胞対決を6-3 7-6(5)で制し、ツアーレベルで準優勝を飾った2022年10月のナポリ以来となるベスト4進出を決めた。

 第2ゲームで訪れた最初のチャンスでブレークに成功したリードを守って第1セットを先取したベレッティーニは、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間40分で勝利を決めた。

「僕たちは子供のころからの付き合いでお互いをよく知っている。8歳か9歳くらいだった。一緒にキャリアを築いてきたような感じだね。僕たちはコーチもシェアしているから、彼と対戦するのはいつも大変なんだ」とベレッティーニは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日のコンディションは(風が強くて)本当に難しかった。ボールがかなり飛んでしまうからリターンを返すのが大変だったよ。厳しい試合だったけど、勝ち抜くことができて満足している」

 ベレッティーニは次のラウンドで、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第7シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)と対戦する。

 ケガから復帰後のツアー2戦目に臨んでいるベレッティーニは世界ランクを135位まで落としているが、次週のモンテカルロにワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する予定になっている。

「ワイルドカードをくれたモンテカルロの大会には感謝しなければならないけど、今はマラケシュに集中している」とベレッティーニは気を引き締めた。

「目の前の試合に取り組み、最後まで勝ち残ることが目標だ。長い間プレーしていなかったから、ツアーレベルの準決勝に戻ることができて素晴らしい気分だ」

 もうひとつの準決勝は、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)とパベル・コトフ(ロシア)の顔合わせとなった。ディフェンディング・チャンピオンのカルバレス バエナが予選勝者のニコラス・モレノ デ アルボラン(アメリカ)に6-4 4-6 6-4で競り勝ち、コトフは予選勝者のファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-1 6-2で退けた。

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写真◎Getty Images

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