大坂なおみが相手エースのプティンセバを倒して日本が初のファイナルズ進出に王手 [ビリージーンキングカップ日本対カザフスタン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリージーンキングカップ by ゲインブリッジ」ファイナルズ予選「日本対カザフスタン」(4月12、13日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)の第2試合で日本の大坂なおみ(フリー:単193位)がユリア・プティンセバ(カザフスタン:単50位)を6-2 7-6(5)で振りきり、日本が初のファイナルズ進出に王手をかけた。試合時間は1時間21分。

 この結果で大坂は、プティンセバとの対戦成績を2勝3敗とした。直近では2019年9月に大阪(WTAプレミア/ハードコート)の準々決勝で顔を合わせ、大坂が6-4 6-4で勝っていた。

 2017年に初めて日本代表入りを果たした26歳の大坂は、今回が4回目のビリージーンキングカップ出場。8試合目のシングルスで、6勝目を挙げた。

 オープニングマッチは日比野菜緒(ブラス:単79位)がアンナ・ダニリナ(カザフスタン:単939位)を6-1 6-0で下し、日本が先勝していた。

 昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠ(4月11~15日/ウズベキスタン・タシケント/ハードコート)で2年連続全勝優勝を飾った日本は、プレーオフ(11月10、11日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)でコロンビアを3勝2敗で下してファイナルズ予選進出を決めていた。

 カザフスタンは2023年ファイナルズ予選(4月14、15日/カザフスタン・アスタナ/室内クレーコート)でポーランドを3勝1敗で破ってファイナルズ(スペイン・アンダルシア州セビリア/11月7~12日/室内ハードコート)に進出したが、1勝1敗(グループB)でグループステージ敗退に終わっていた。

 両国は過去5戦して4勝1敗で日本がリードおり、最後に対決した2018年2月のアジア・オセアニアグループ1部(インド・ニューデリー/ハードコート)決勝では日本が2勝1敗で勝っている。

 ビリージーンキングカップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 16ヵ国がホーム&アウェー方式で争う予選ラウンドはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した8ヵ国が同年のファイナルズに進出し、敗れた8ヵ国はプレーオフに回る。

※文中の世界ランクは4月8日付

ビリージーンキングカップ◎ファイナルズ予選|日本 2-0 カザフスタン

第1日|4月12日(金)

第1試合 ○日比野菜緒(ブラス:単79位)6-1 6-0 ●アンナ・ダニリナ(単939位)

第2試合 ○大坂なおみ(フリー:単193位)6-2 7-6(5) ●ユリア・プティンセバ(単50位)

第2日|4月13日(土)

第3試合 日比野菜緒(ブラス:単79位)vs ユリア・プティンセバ(単50位)

第4試合 大坂なおみ(フリー:単193位)vs アンナ・ダニリナ(単939位)

第5試合 青山修子(近藤乳業:複20位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複21位)vs アンナ・ダニリナ(複54位)/ジベック・クランバエワ(複142位)

※オーダーは変更可、ルールにより2日目は試合数および試合形式を変更して行う場合あり

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写真◎Getty Images

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