マドリッド優勝のルブレフが3回戦で世界109位の予選勝者に敗れる番狂わせ [イタリア国際]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~19日/賞金総額909万4379ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、予選から勝ち上がってきた世界ランク109位のアレクサンドル・ミュレー(フランス)が第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を3-6 6-3 6-2で倒す番狂わせを演じた。

 第4ゲームで唯一のサービスダウンを喫して第1セットを落としたミュレーは第2セット以降のサービスゲームで一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、最後の2セットで合計3度ブレークに成功して1時間49分で逆転勝利をおさめた。

 ルブレフは前週のマドリッド(ATP1000/クレーコート)で2度目のマスターズ制覇を果たして今大会を迎えていたが、連勝は「7」でストップした。

 6度目の挑戦でキャリア初の対トップ10勝利を挙げたミュレーは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したステファノ・ナポリターノ(イタリア)を6-2 4-6 6-4で破って勝ち上がった第21シードのニコラス・ジャリー(チリ)と対戦する。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第14シードのトミー・ポール(アメリカ)、第17シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第10シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、マドリッドでルブレフと決勝を戦った第18シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第25シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、第27シードのキャメロン・ノリー(イギリス)はそれぞれシード対決に敗れた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の4回戦ではメドベージェフがポールと、チチパスがデミノーと、フルカチュはバエスと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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