フリッツがディミトロフをフルセットで退けベスト8に進出「試合を通して凄く落ち着いていた」 [イタリア国際]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~19日/賞金総額909万4379ユーロ/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第8シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-2 6-7(11) 6-1で振りきりベスト8進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したフリッツはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレークでマッチポイントを凌がれた末に取り返されたが、第3セットで3-0とリードすると1ゲームしか落とさず2時間42分で勝利を決めた。

「こういう状況だと通常であればもっと緊張して硬くなってしまうけど、正直に言うと今日はかなり落ち着いていた。太陽がゆっくり動いていてタイブレーク中に自分のサイドで不利になったから難しかった。それでダブルフォールトを犯してしまった」とフリッツは24ポイントの攻防となった第2セットのタイブレークを振り返った。

「(8-7からの)マッチポイントではセカンドサーブに対するリターンでチャンスだったけど、彼(ディミトロフ)がボディに少し遅めに打ってきた。体をずらして対処しようとしたけど少し早めにとらえてしまった。それを気にして第3セットの間にあれこれ考えてしまうのは簡単だけど、くよくよしないようにしたおかげで本当にいい仕事ができた」

 試合を通して直面した11度のブレークポイントをすべてセーブしたフリッツは同大会に2年連続7度目(2016年と18年の予選敗退を含む)の出場となるが、過去4度の本戦では2勝しか挙げていなかった。

「プレッシャーの中でも冷静で気分よくプレーできるときもあればそうでないときもある。そのときによって変わるけど、今日は試合を通して凄く落ち着いていた」

 フリッツは次のラウンドで、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)を6-2 7-5で破って勝ち上がった第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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