グランドスラム覇者対決の1回戦はふたたびワウリンカに軍配「今年のベストマッチだった思う」 [フレンチ・オープン]
シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、スタン・ワウリンカ(スイス)がアンディ・マレー(イギリス)を6-4 6-4 6-2で退けた。
立ち上がりに2-0とリードしたワウリンカは第4ゲームで15-40のピンチを凌いだあとは一度もブレークポイントに直面することなく自分のサービスゲームをすべてキープし、最後まで主導権を握ったまま2時間19分で勝利を決めた。
ともにグランドスラム優勝経験のあるふたりは秋に開催された2020年大会でも1回戦で顔を合わせており、ワウリンカが6-1 6-3 6-2で勝っていた。通算では13勝10敗でマレーがリードしているが、ロラン・ギャロスではワウリンカの3勝1敗となった。
「今年のベストマッチだった思う。調子がよくてしっかり動けており、アグレッシブにプレーすることができた。コンディションも気に入ったし、今日のパフォーマンスとレベルには凄く満足している。僕にとって本当にポジティブな試合だった」と39歳のワウリンカは試合を振り返った。
「確かに感情的になったよ。僕たちはキャリアの終わりに近づいており、過去20年間で何度もプレーしてきたからね。とても感慨深い。フィリップ・シャトリエ・コートのナイトセッションを経験できて素晴らしかった。これまで一度もなかったんだ。それに彼(マレー)は素晴らしい選手で偉大なファイターだ。お互いにリスペクトし合っている」
ワウリンカは次のラウンドで、第32シードのキャメロン・ノリー(イギリス)とパベル・コトフ(ロシア)の勝者と対戦する。
写真◎Getty Images
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