三木拓也との日本人対決を制した小田凱人が大会連覇に王手、眞田卓はダブルス初戦突破ならず [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は車いす男子シングルス1回戦での小田凱人(東海理化)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いす男子シングルス準決勝で、第2シードの小田凱人(東海理化)が三木拓也(トヨタ自動車)との日本人対決を6-1 6-1で制して大会連覇に王手をかけた。試合時間は1時間13分。

 同大会に3年連続出場となる18歳の小田は、昨年の大会でグランドスラム初タイトルを獲得。決勝では1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で敗れていたアルフィー・ヒュウェット(イギリス)に6-1 6-4で雪辱し、同種目で最年少の四大大会チャンピオンに輝いた。

 小田は決勝で、第1シードのヒュウェットを7-5 6-7(1) 6-2で破って勝ち上がった第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦する。

 そのほかの男子日本勢は眞田卓(凸版印刷)がルーベン・スパールガレン(オランダ)とのペアで参戦したダブルスの初戦に臨んだが、フェルナンデス/ステファン・ウッデ(フランス)に4-6 5-7で敗れた。

 車いすテニスは昨年から再度規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

大会12日目|6月6日◎車いすの部男子

車いす男子シングルス準決勝◎試合結果

○5グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)[3] 7-5 6-7(1) 6-2 ●1アルフィー・ヒュウェット(イギリス)[1]

○16小田凱人(日本/東海理化)[2] 6-1 6-1 ●11三木拓也(日本/トヨタ自動車)

車いす男子シングルス決勝◎組み合わせ

5グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)[3] vs 16小田凱人(日本/東海理化)[2]

車いす男子ダブルス1回戦◎試合結果

○3グスタボ・フェルナンデス/ステファン・ウッデ(アルゼンチン/フランス)6-4 7-5 ●4眞田卓/ルーベン・スパールガレン(凸版印刷/オランダ)

○5フレデリック・カッタネオ/ギレム・ラジェ(フランス)4-6 6-2 [10-8] ●6アレハンデル・カタルド/ケーシー・ラツラフ(チリ/アメリカ)

車いす男子ダブルス準決勝◎組み合わせ

1アルフィー・ヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)[1] vs 3グスタボ・フェルナンデス/ステファン・ウッデ(アルゼンチン/フランス)

5フレデリック・カッタネオ/ギレム・ラジェ(フランス)vs 8三木拓也/小田凱人(トヨタ自動車/東海理化)[2]

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写真◎Getty Images

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