ドレイパーがベレッティーニに逆転勝利でツアー初優勝「大きな意味がある」 [ATPシュツットガルト]

写真はツアー初優勝を決めた直後のジャック・ドレイパー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第6シードのジャック・ドレイパー(イギリス)が元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に3-6 7-6(5) 6-4で逆転勝利をおさめてツアー初優勝を飾った。

 22歳のドレイパーがATPツアーで決勝に進出したのは1月のアデレード以来でキャリア3度目だったが、初勝利を挙げた。

 ワンブレークで第1セットを落としたドレイパーはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレークの末に取り返し、第3セット3-3から初めて相手のサービスゲームを破って2時間4分で競り勝った。

「信じられない。応援してくれて本当にありがとう。物凄く厳しい試合だったけど、始めてタイトルを獲ることができて本当にうれしい。僕にとって非常に大きな意味がある」とドレイパーは試合後のオンコートインタビューで語った。

 肩のケガで昨年のグラスコートシーズンを棒に振ったドレイパーは8月に世界ランクを123位まで落としていたが、今週の結果で自己最高の31位に浮上しイギリス勢のトップに立つことが確定した。

「ハードワークの賜物だと思う。ここ1年ほどは厳しい瞬間が多かった。アップダウンがあったけど自分のプレーには本当に満足しているし、僕が積んできた努力の証だ」とドレイパーはこの1年を振り返った。

 4月のモンテカルロ以来の大会出場だった28歳のベレッティーニは2019年と22年に同大会を制しており、得意のグラスコートで今季2勝目を目指していた。

 先に行われたダブルス決勝では、ラファエル・マトス/マルセロ・メロ(ともにブラジル)がジュリアン・キャッシュ(イギリス)/ロバート・ギャロウェイ(アメリカ)とのノーシード対決を3-6 6-3 [10-8]で制して同ペアでの初タイトルを獲得した。

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写真◎Getty Images

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