ポールがムゼッティを退けATP500大会初優勝、フリッツを抜いてアメリカ勢トップに [ATPロンドン]

写真はグラスコート大会初優勝を飾ったトミー・ポール(アメリカ/左)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月17~23日/賞金総額241万1390ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第5シードのトミー・ポール(アメリカ)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-1 7-6(8)で振りきりグラスコート大会初優勝を飾った。

 27歳のポールがATPツアーでタイトルを獲得したのは2月のダラス以来でキャリア3度目(準優勝3回)だが、過去2勝はいずれもATP250大会だった。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したポールは第2セット5-4からブレークバックを許したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた3度目のチャンピオンシップポイントをものにして1時間28分で試合を締めくくった。

 ムゼッティは2022年10月のナポリ以来となるキャリア3度目のツアー決勝だったが、初黒星を喫した。

「ロッカールームで歴代チャンピオンの名前を見たけど、信じられない思いだ。彼らの隣に自分の名前を刻むのが目標だった」とポールは表彰式で行われたインタビューで語った。

「今日は勝つことができてうれしい。完璧な形でウインブルドンに向かうことができるよ」

 今週の活躍でポールは大会後に更新される世界ランクで12位に浮上し、テイラー・フリッツ(アメリカ)を抜いてアメリカ勢のトップに立つことが確定した。

 続いて行われたダブルス決勝では、ニール・スクプスキー(イギリス)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)がフリッツ/カレン・ハチャノフ(ロシア)に4-6 7-6(5) [10-8]で競り勝ち栄冠に輝いた。


男子ダブルス優勝のニール・スクプスキー(イギリス/右)とマイケル・ビーナス(ニュージーランド)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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