ジョコビッチがフレンチ・オープンで負傷した膝の状況を説明「非常にポジティブ」 [ウインブルドン]

写真は大会前にセンターコートで練習中のノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)で土曜日に行われた記者会見にノバク・ジョコビッチ(セルビア)が登場し、フレンチ・オープンで負傷した膝(半月板損傷)の状態について説明した。

 フレンチ・オープン4回戦で膝を痛めたジョコビッチはその試合にフルセットで勝ったあと準々決勝を棄権し、直後に手術を受けて成功したことを報告していた。

「ここには日曜日に到着し、1週間ほど練習をした。とてもいい練習期間だった。特にここ3日間は非常に強度の高い練習をした。試合形式のセット練習ではヤニク・シナー(イタリア)やフランシス・ティアフォー(アメリカ)、昨日はダニール・メドベージェフ(ロシア)とエミル・ルースブオリ(フィンランド)、今日はオルガ・ルーネ(デンマーク)とプレーしたよ」とジョコビッチは話した。

「高い強度でやった。方向転換など膝がほぼ最大限に試される状況が多いと思うけど、ここまでのところ膝の反応は非常にいい。もちろんウインブルドン出場に向けて素晴らしい兆候だ。だからこそドローに入ることを決めたんだ」

「もちろん大会が始まればグランドスラム大会の5セットマッチで膝がどのように反応するかについてもっとフィードバックできるはずだ。でもここまではすべて非常にポジティブだ」

 負傷したあと迅速に手術を受けることを決断したジョコビッチはウインブルドン出場には懐疑的だったが、3年前に同じような状況を経験したテイラー・フリッツ(アメリカ)と話したことを明かした。

「彼(フリッツ)は負傷した21日後にウインブルドンの初戦をプレーしたと言っていた。スタン・ワウリンカ(スイス)やリンゼイ・ボン(アメリカのアルペンスキー選手)も自分の経験を話してくれた。それを聞いてリハビリをしっかり適切に行って膝の反応がよければウインブルドンでプレーできる可能性があるとわかったんだ。もちろん予測不可能な面もあるけど、自信が持てたし楽観的になることができた」

 同大会で2年ぶり8度目の優勝と25回目のグランドスラム制覇を目指す第2シードのジョコビッチは火曜日に行われる1回戦で、予選勝者のヴィート・コプリバ(チェコ)と対戦する予定になっている。

「僕は本当にタイトルを狙いたいと思っている。ここ3日間で見通しは随分と明るくなり、うまくいけば今後数週間は最高レベルで戦える状態になるといういい兆しが見えた。もしひとつでも挫折があれば自分がここにいるべきかどうか疑問に思うだろう。でも挫折は一度もなかった。チャレンジしない理由はないだろ?」

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写真◎Getty Images

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