シナーが世界1位として臨む初のグランドスラム大会を勝利でスタート「今の立場にいるのはとても光栄で名誉なこと」 [ウインブルドン]

写真は世界1位として臨む初のグランドスラム大会を勝利でスタートしたヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-3 6-4 3-6 6-3で振りきり大会をスタートした。

 一度ずつ相手のサービスゲームを破って2セットを連取したシナーは0-4とリードを許した第3セットを落としたが、第4セット2-1からブレークしたリードを最後まで守りきって2時間58分で試合を締めくくった。

 先月のフレンチ・オープンで4強入りしたあとイタリア人選手として初めて世界ナンバーワンの座に就いたシナーは前哨戦のハレを制して今大会を迎えており、連勝を「6」に伸ばした。

「直ぐにブレークされてしまうと立ち直るのが大変だけど、第4セットでの反応はとてもポジティブだった。いい形で試合を終えることができたから、次のラウンドで役立つよう願っている」とシナーは試合後にコメントした。

「今の立場にいるのはとても光栄で名誉なことだ。世界1位として初めてグランドスラム大会でプレーするのにここほどいい場所はないと思う。素晴らしい気分だけど、すべての試合がゼロから始まり相手も自分と同じくらい勝ちたいと思っているから気を抜くことはできない」

 シナーは次のラウンドで、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を7-6(3) 6-2 3-6 6-1で破って勝ち上がった自国の先輩である2021年大会準優勝者のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。

「間違いなく厳しい試合になるだろう。彼はここで決勝を戦っているし、このサーフェスを熟知しているから僕にとって大きなチャレンジだ」とシナーは次戦を見据えた。

 ふたりは昨年8月にトロントの2回戦で対決してシナーが6-4 6-3で勝っているが、グラスコートでプレーするのは今回が初となる。

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写真◎Getty Images

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