ジョコビッチが世界271位のワイルドカード選手に手こずるも2回戦に勝利 [ウインブルドン]
シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界ランク271位のジェイコブ・ファーンリー(イギリス)を6-3 6-4 5-7 7-5で退けベスト32に進出した。
順調に2セットを連取したジョコビッチは第3セット3-2からブレークバックを許すと5-6から2度目のサービスダウンを喫したが、第4セット5-5からブレークに成功して3時間で試合を締めくくった。
フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の4回戦で膝を痛めたジョコビッチは準々決勝を棄権した直後に手術を受けたが、この大会で復帰を果たした。
同大会に4年連続19回目の出場となる37歳のジョコビッチは、これまでに7度(2011年、14~15年、18~19年、21~22年)タイトルを獲得。5連覇を目指して第2シードで臨んだ昨年は、決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)に6-1 6-7(6) 1-6 6-3 4-6で惜敗していた。
今シーズンのジョコビッチはここまで7大会でプレーして18勝6敗と例年に比べると低調で、右肘のケガで長期離脱を余儀なくされてトップ10から陥落していた2018年以来初めて一度も優勝することができずに今大会を迎えている。
ジョコビッチは次のラウンドで、第30シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を3-6 6-4 4-6 6-4 6-3で破って勝ち上がったアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)と対戦する。
そのほかの試合では第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第24シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)、第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、アルトゥール・フィス(フランス)、ロマン・サフィウリン(ロシア)、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)が3回戦に駒を進めた。
第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)はフィスに対して第4セットのタイブレーク8-7としたポイントでボールに飛び付いた際に右膝を負傷し、治療を受けて再開したあと2ポイントを連取された時点で棄権した。
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Ret.は途中棄権
大会4日目◎7月4日|主な試合結果
男子シングルス2回戦
○66フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)7-5 1-6 6-7(12) 6-1 7-6(10-8) ●68アダム・ウォルトン(オーストラリア)
○72ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[25] 6-4 4-6 6-7(5) 6-4 6-4 ●69ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)
○88アレハンドロ・タビロ(チリ)[24] 7-6(4) 7-6(4) 4-6 4-6 6-4 ●85フラビオ・コボッリ(イタリア)
○99アルトゥール・フィス(フランス)7-6(2) 6-4 2-6 6-6(9-8) Ret. ●97ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[7]
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○103ロマン・サフィウリン(ロシア)6-2 6-4 5-7 6-3 ●102トマーシュ・マハーチュ(チェコ)
○112アレックス・デミノー(オーストラリア)[9] 6-2 6-2 7-5 ●109ジャウメ・ムナール(スペイン)
○123アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)3-6 6-4 4-6 6-4 6-3 ●121トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)[30]
○128ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 6-3 6-4 5-7 7-5 ●125ジェイコブ・ファーンリー(イギリス)[WC]
写真◎Getty Images
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