エムペシ ペリカールのビッグサーブを攻略したムゼッティが3度目のグランドスラム4回戦で初勝利 [ウインブルドン]

写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を4-6 6-3 6-3 6-2で退けベスト8進出を果たした。試合時間は2時間3分。

 2021年と23年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来となるグランドスラム4回戦を戦ったムゼッティは、3度目のチャンスで初勝利を挙げた。

 同大会に4年連続出場となる22歳のムゼッティは、昨年の大会で3回戦に進出したのがこれまでの最高成績だった。第14シードで臨んだムゼッティは大会初勝利を含む2勝を挙げたあと、3回戦でホベルト・フルカチュ(ポーランド)に6-7(4) 4-6 4-6で敗れていた。

 先月のロラン・ギャロスで3回戦敗退に終わったあとグラスコートの前哨戦2大会でプレーしたムゼッティは、ロンドン(ATP500)で準優勝を飾るなど7勝2敗の好成績をおさめて本番を迎えている。

 この結果でムゼッティは、エムペシ ペリカールとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は先月にシュツットガルト(ATP250/グラスコート)の1回戦で初対決しており、ムゼッティが7-6(9) 7-6(9)で競り勝っていた。

 今大会でのムゼッティは1回戦でコンスタン・レスティエンヌ(フランス)を4-6 7-6(4) 6-2 6-2で、2回戦でルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-4 4-6 6-7(5) 6-4 6-4で、3回戦ではフランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)を6-2 6-7(4) 7-6(3) 6-3で破って勝ち上がっていた。

 ムゼッティは準々決勝で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と第13シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)の勝者と対戦する。

 21歳の誕生日だったエムペシ ペリカールはこの日もサービスエースを10本決めて4試合の合計は115本となったが、四大大会で史上初となるラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)からの8強入りはならなかった。

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写真◎Getty Images

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