2022年大会女王ルバキナがカリンスカヤの途中棄権で4回戦に勝利 [ウインブルドン]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で第17シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)が3-6 0-3とリードされた時点で棄権したため、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)のベスト8進出が決まった。

 オープニングゲームをブレークしたカリンスカヤは第6ゲームで追いつかれたあと3-4のチェンジエンドでメディカルタイムアウトを取って右腕の治療を受けてプレーを続けたが、再開後に5ゲームを連続で落としたところでリタイアしたため53分で試合が終了した。

 同大会に4年連続5度目の出場となる25歳のルバキナは、2022年にタイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとして第3シードで臨んだ昨年は、前年決勝カードとなった準々決勝でオンス・ジャバー(チュニジア)に7-6(5) 4-6 1-6で逆転負けを喫していた。

 先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で8強入りしたあと前哨戦のベルリン(WTA500/グラスコート)でプレーしたルバキナは準々決勝を体調不良により第1セット途中で棄権し、グラスコートで2試合(1勝1敗)しかプレーできないまま今大会を迎えている。

 この結果でルバキナは、カリンスカヤとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。直近では昨年5月にローマ(WTA1000/クレーコート)の3回戦で対決し、そのときもカリンスカヤの途中棄権でルバキナが勝っていた。

 今大会でのルバキナは1回戦で予選勝者のエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)を6-3 6-1で、2回戦でラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-3 3-6 6-3で、3回戦ではワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-0 6-1で破って16強入りを決めていた。

 第4シードのルバキナは準々決勝で、第21シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)とワン・シンユー(中国)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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