0-4スタートから形勢を逆転させたクレイチコバが2022年大会女王ルバキナを倒して2度目のグランドスラム制覇に王手 [ウインブルドン]

写真はバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第31シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が2022年大会チャンピオンで第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に3-6 6-3 6-4に逆転勝利をおさめて2度目のグランドスラム制覇に王手をかけた。

 立ち上がりに0-4から追い上げながらもワンブレーク差で第1セットを落としたクレイチコバは続く2セットで自分のサービスゲームをすべてキープし、両セットとも中盤でブレークに成功して2時間7分で勝利をもぎ取った。

 四大大会の同ラウンドでクレイチコバがプレーしたのは、単複2冠に輝いた2021年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来でキャリア2度目だった。

 同大会に4年連続7度目(2015~17年の予選敗退を含む)の出場となる28歳のクレイチコバは、初めて本戦でプレーした2021年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。昨年は第10シードで臨んだが、ミルラ・アンドレエワ(ロシア)に対する2回戦を第2セット途中で棄権していた。

 この結果でクレイチコバは、ルバキナとの対戦成績を3勝0敗とした。直近では2022年10月にオストラバ(WTA500/室内ハードコート)の準決勝で顔を合わせ、クレイチコバが3-6 7-6(4) 6-4で勝っていた。

 今大会でのクレイチコバは1回戦でベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を7-6(4) 6-7(1) 7-5で、2回戦で予選勝者のケイティ・ボリネッツ(アメリカ)を7-6(6) 7-6(5)で倒し、3回戦はジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)が第2セット途中で棄権したため勝利が決まり、4回戦で第11シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)を7-5 6-3で、準々決勝では第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-4 7-6(4)で破って4強入りを決めていた。

 クレイチコバは最終ラウンドで、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。パオリーニは準決勝で、ドナ・ベキッチ(クロアチア)を2-6 6-4 7-6(10-8)で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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