厳しいシーズン前半を経験したクレイチコバがキャリア2度目のグランドスラム決勝進出「想像もしていなかった」 [ウインブルドン]

写真は逆転勝利で2度目のグランドスラム制覇に王手をかけたバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第31シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が2022年大会チャンピオンで第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に3-6 6-3 6-4に逆転勝利をおさめて2度目のグランドスラム制覇に王手をかけた。

 立ち上がりに0-4から追い上げながらもワンブレーク差で第1セットを落としたクレイチコバは続く2セットで自分のサービスゲームをすべてキープし、両セットとも中盤でブレークに成功して2時間7分で勝利をもぎ取った。

 両者は過去2戦していずれもクレイチコバがフルセットで勝っていたが、グラスコートでは初対決だった。

「今の気持ちを説明するのは難しい。大きな喜びや多くの感情、安堵の気持ちが込み上げている。自分のプレーぶりとファイティングスピリットを誇りに思う」とクレイチコバは試合後のオンコートインタビューで語った。

 四大大会の同ラウンドでクレイチコバがプレーしたのは、単複2冠に輝いた2021年フレンチ・オープン以来でキャリア2度目だった。

「すべてを改善しなければならなかったと感じている。私は速いサーフェスでも確実に上達したと思うけど、他の選手たちも進化しているから私も自分のテニスを磨いていく必要があったと感じている」とクレイチコバは試合後にコメントした。

「少しはよくなっているみたいで、ふたたび(グランドスラム大会で)決勝に進出できたのは素晴らしいことだわ」

 1月のオーストラリアン・オープンで8強入りしたあと2月のアブダビを最後に体調不良と背中のケガで戦線を離脱したクレイチコバは復帰後のクレーコートシーズンでシングルス未勝利に終わり、苦しい時期を経て今大会を迎えていた。

「今シーズンは凄く大変だったし、何度も難しい時期を経験してきた。4週間で自分が違う選手になってウインブルドンの決勝に進出できるなんて想像もしていなかった」とクレイチコバは試合後の記者会見で話した。

「でもすべてを乗り越えてそうなることができて本当に幸せよ」

 クレイチコバはキャリア2度目のグランドスラム決勝で、死闘の末にドナ・ベキッチ(クロアチア)を2-6 6-4 7-6(10-8)で破って勝ち上がった第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。両者は2018年オーストラリアン・オープンの予選で一度対決しており、クレイチコバが6-2 6-1で勝っている。

「正直に言うと、その試合は覚えていないの。随分前のことだしね。ウインブルドンの決勝までお互いに素晴らしい道のりだった」とクレイチコバは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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