スロースタートを克服したシナーがアーサー・アッシュ・スタジアムで初勝利「凄くうれしい」 [USオープン]

写真は初戦を突破したヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を2-6 6-2 6-1 6-2で下して大会をスタートした。

 オープニングゲームをブレークされて2ゲームしか取れずに第1セットを落としたシナーは第2セット第1ゲームでもサービスダウンを喫したが、そこから4ゲームを連取して流れを掴むと最後まで主導権を握って2時間24分で勝利を決めた。

「確かに最高のスタートじゃなかったけど、どの大会でも最初の試合は簡単ではないからそれを受け入れなければならない。彼(マクドナルド)は序盤に凄くいいプレーをしていた。僕はメンタル的に持ち堪え、何とかリズムを掴もうとしていた。第2セットのある時点でそれができ、あとはそのまま続けようとするだけだった」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「何度か機会があったけど、このコート(アーサー・アッシュ・スタジアム)で勝ったのは初めてなんだ。だから凄くうれしいよ」

 体調不良でパリ五輪欠場を余儀なくされたシナーは前哨戦のシンシナティで優勝して今大会を迎えており、連勝を「5」に伸ばした。

「僕たちは1日ごとに取り組んでいる。明日は試合がないから、もう少しリズムを取り戻して次の試合に向けて改善していきたい」とシナーは次戦を見据えた。

 シナーは次のラウンドで、予選勝者のエリオット・スピッツィリ(アメリカ)との地元勢対決を6-1 7-5 6-3で制して勝ち上がったアレックス・ミケルセン(アメリカ)と対戦する。ふたりは前哨戦のシンシナティ2回戦で顔を合わせ、シナーが6-4 7-5で勝っている。

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写真◎Getty Images

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