“フリッツ対ティアフォー”USオープン男子シングルスで2005年大会以来となるアメリカ人対決の準決勝が実現「金曜日は凄い日になるだろう」

写真は相手の途中棄権で2年ぶりのベスト4進出が決まったフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第9シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が3-6 7-6(5) 3-6 1-4とリードされた時点でリタイアしたため、第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が2022年に続いてベスト4に進出した。

 第3セット終盤に太腿を痛めたディミトロフはセット間にメディカルタイムを取って治療を受けてからプレーを再開したが、ティアフォーに第5ゲームをあっさりとキープされたところで試合続行を断念したため3時間4分で試合が終了した。

 33歳のディミトロフは7月のウインブルドンでもダニール・メドベージェフ(ロシア)に対する4回戦で膝を痛め、第1セットの途中で棄権を強いられていた。

「もちろんこんな形で勝ち進みたい訳じゃない。でも勝ち進めたことについては凄くうれしい。またここで準決勝に進出できた。信じられないよ」とティアフォーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「本当にハイレベルな試合だった。第3セットでの出来はよかった。言うまでもなく、このような形で終えたくはなかった」

 ティアフォーは次のラウンドで、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(2) 3-6 6-4 7-6(3)で破って勝ち上がった同胞で第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。ふたりは過去ツアーレベルで7戦しており、フリッツが6勝1敗でリードしている

 USオープン準決勝でアメリカ人同士が戦うのは、アンドレ・アガシ(アメリカ)がロビー・ジネプリ(アメリカ)に勝った2005年大会以来となる。ティアフォーは「金曜日は凄い日になるだろう」と言ったが、いずれにしても地元アメリカ勢が決勝の舞台に立つことが確定した。

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写真◎Getty Images

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