グランドスラム8強の壁を乗り越えたペグラが準決勝でムチョバに逆転勝利 [USオープン]

写真はジェシカ・ペグラ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が1セットダウンを克服してカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を1-6 6-4 6-2で倒してグランドスラム初優勝に王手をかけた。

 ムチョバは3つのブレークポイントをセーブした第3ゲームから7ゲームを連取して第2セットも2-0とリードしたが、ややレベルが落ちたところに付け込んだペグラが形勢を覆して2時間12分で逆転勝利をおさめた。

 同大会に10年連続12回目(2011~12年と17~18年の予選敗退を含む)の出場となる30歳のペグラは、2022年の準々決勝進出がこれまでの最高成績だった。第3シードで臨んだ昨年は、4回戦でマディソン・キーズ(アメリカ)に1-6 3-6で敗れていた。

 パリ五輪で2回戦敗退に終わったあとUSオープンシリーズ2大会でプレーしたペグラは、トロント(WTA1000/ハードコート)で2連覇を達成するなど9勝1敗の好成績を残した。

 この結果でペグラは、ムチョバとの対戦成績を2勝0敗とした。ふたりは約3週間前にシンシナティ(WTA1000/ハードコート)の2回戦で初対決しており、ペグラが5-7 6-4 6-2で勝っていた。

 今大会でのペグラは1回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-4 6-3で、2回戦でソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(4) 6-3で、3回戦でジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)を6-3 6-3で、4回戦で第18シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)を6-4 6-2で、準々決勝では第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 6-4で破って4強入りを決めていた。

 ペグラは最終ラウンドで、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは準決勝で、第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-3 7-6(2)で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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