マハーチュがダビドビッチ フォキナを退けツアー初優勝「今はとにかくほっとしている」 [ATPアカプルコ]

写真はツアー初優勝を飾ったトマーシュ・マハーチュ(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「アビエルト・メキシカーノ・テルセル」(ATP500/メキシコ・アカプルコ/2月24日~3月1日/賞金総額276万3440ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第8シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)がアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6(6) 6-2で退けツアー初優勝を飾った。

 24歳のマハーチュがATPツアーの同種目で決勝に進出したのは、キャスパー・ルード(ノルウェー)に5-7 3-6で敗れた昨年5月のジュネーブ以来でキャリア2度目だった。

 2009年に創設されたATP500大会のシングルスでチェコ人選手がチャンピオンに輝いたのは、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)とラデク・ステパネク(チェコ)に続きマハーチュが3人目となる。

 タイブレーク5-6から3ポイントを連取して第1セットを先取したマハーチュは第2セット第2ゲームで直面した初のブレークポイントをセーブしてキープし、第5ゲームで初めて相手のサービスゲームを破ると最終的に最後の5ゲームを連取して1時間37分で歓喜の瞬間を迎えた。

 試合は第2セット第4ゲームまでサービスキープで進んだが、より安定したサービスゲームを展開したマハーチュは39回あったファーストサーブで2ポイントしか失わなかった。

「厳しい1週間だったから、今はとにかくほっとしている。特にこんなに調子がいいのに決勝で負けるのは嫌だからね。アレハンドロが本当にいいプレーをしていたから、今日は勝つことができて本当によかったよ。厳しいバトルだった」とマハーチュは試合後に語った。

「サービスが本当によかった。今日はこのサービスがなかったら2セットで終わらなかったと思う」

 この結果でマハーチュはトップ20デビューが決まったが、今週まではツアー大会でタイトルを獲得していない最高位の男子選手だった。

 25歳のダビドビッチ フォキナは2週間前のデルレイビーチ決勝でミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に6-3 1-6 5-7で惜敗しており、ツアー決勝3戦全敗となった。

 先に行われたダブルス決勝では、クリスチャン・ハリソン/エバン・キング(ともにアメリカ)が第3シードのサディオ・ドゥンビア/ファビアン・ルブール(ともにフランス)を6-4 6-0で下して今季2勝目を挙げた。


男子ダブルス優勝のクリスチャン・ハリソン(アメリカ/左)とエバン・キング(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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