産休から復帰2戦目のクビトバは初戦敗退、2週連続で逆転負け [WTAインディアンウェルズ]

写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日5~16日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、バルバラ・グラチェワ(フランス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したペトラ・クビトバ(チェコ)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめた。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあとグラチェワは第3セットで2度先行しながらその都度追いつかれたが、3-4から最後の3ゲームを連取して2時間22分で競り勝った。

 2011年と14年にウインブルドンで優勝した実績を持つ34歳のクビトバは昨年7月に第一子となる息子のペトル君を出産して前週のオースティンで復帰したが、母としての初勝利はお預けとなった。

 クビトバは好調だった第1セットで13本のウィナー(アンフォーストエラー15本)を決めたが、続く2セットではウィナー14本の4倍近くになる55本のアンフォーストエラーを犯した。

「一歩引いたところから言わせてもらえれば、私は心から彼女(クビトバ)を祝福したい」とグラチェワは試合後のオンコートインタビューでクビトバに敬意を表した。

「彼女はつい最近子供を産んだばかりで、今は大変な母親とテニス選手の役割をこなしていているのは凄いことだと思う」

 グラチェワは次のラウンドで、第9シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 女子の地元アメリカ勢は同士討ち2試合を含め10人がプレーし、アシュリン・クルーガー(アメリカ)、ワイルドカードを得て参戦したキャロライン・ドラハイド(アメリカ)、予選勝者のヘイリー・バティスト(アメリカ)、ワイルドカードを受け取ったロビン・モンゴメリー(アメリカ)が初戦を突破した。

 同大会で優勝経験のある選手では2012年&16年大会チャンピオンのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が予選を勝ち上がってきた18歳のクレービー・グノエ(アメリカ)を6-4 7-6(7)で退け勝ち進んだが、2018年大会でツアー初タイトルを獲得した大坂なおみ(フリー)はカミラ・オソリオ(コロンビア)に4-6 4-6で敗れた。

 そのほかの試合ではマグダ・リネッテ(ポーランド)、ワン・シンユー(中国)、ダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)、ルル・スン(ニュージーランド)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)、カロリーヌ・ガルシア(フランス)、スーザン・ラメンズ(オランダ)、エリザベッタ・コッチャレット(イタリア)、イリア カメリア・ベグ(ルーマニア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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