ナダルの功績を称えるセレモニーに『ビッグ4』が勢揃い「ロラン・ギャロスは唯一無二」

写真は左からノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)が開幕し、デイセッション終了後のセンターコートでは昨シーズン限りで現役を退いたラファエル・ナダル(スペイン)の功績を称えるセレモニーが行われた。

 2001年にプロ入りした38歳のナダルはツアー通算92勝を挙げ、男子歴代6位となる209週間に渡って世界ナンバーワンの座に君臨した。通算112勝4敗と驚異的な残したロラン・ギャロスでは前人未到の14回の優勝を誇り、『キング・オブ・クレー(クレーコートの王者)』の異名でテニス界で一時代を築いた。

 式典には自身とともに『ビッグ4』と呼ばれたかつてのライバルであるロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)が揃って出席し、スタンドには“Merci Rafa(ありがとう、ラファ)”と書かれたTシャツを着たイガ・シフィオンテク(ポーランド)や自国の後継者と見なされているカルロス・アルカラス(スペイン)の姿もあった。

 スクリーンに映された自身の歴史的偉業の数々を振り返ったナダルは感極まった様子で目に涙を浮かべながら、「このコートで20年に渡ってプレーしてきましたが、何から始めたらいいのかわかりません。楽しんだり苦しんだり、勝ったり負けたり…。何よりもここでプレーできたことに感動しています」と語った。

「この20年間であらゆることを経験しました。アンディ、ノバク、もちろんロジャーといった素晴らしいライバルたちに出会いました。日々成長へと駆り立ててくれた長年に渡るライバル関係がなければ、これほどスリリングな体験はできなかったでしょう。ロラン・ギャロスは唯一無二の存在です」

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写真◎Getty Images

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